古代ギリシアの哲学者ヘラクレイトスの紹介です
ヘラクレイトスの印象は難しい人という感じを受けました
ヘラクレイトスとはどんな人でしょう
ヘラクレイトスとは
古代ヘラクレイトスは古代ギリシアにいた哲学者です
ヘラクレイトスは万物の根源は火という立場をとっていました
ヘラクレイトスは、エフェソスに住んでいましたが、ギリシア人を侮蔑していました
人々には権力による強制が必要という思想の持ち主です
難しい文体から「闇の人」と表現されることもあります
古代ギリシャにおける万物の根源論争
古代ギリシアにおいては、万物の根源(全てのものの始まりは何なのか)という論争が盛んでした
現代科学をで考えれば、何を言っているんだという話になるのでしょうが、当時では真面目に議論されていたようです
万物の根源はなんでもあり
万物の根源は自然にあるものに求められて様々な主張がありましたが
主なものは次の通りです
- 火・・・ヘラクレイトス達によって主張
- 水・・・タレス達によって主張
- 空気・・アナクシメネス達によって主張
- 数・・・ピタゴラス達によって主張
他にもたくさんの起源が主張されました
火が万物の根源とした理由
ヘラクレイトスの哲学はは、火は常に変化しており、世界も絶えず変化しているという概念が根幹を成しています
世界は常に変化していて、普遍のものはほとんど存在しないと主張しましたが、これは永遠の真理を定義づけようとしていた他の哲学者達と対立しました
ヘラクレイトスの世界観
ヘラクレイトスは、変化は避けられず常にあるという考えから、人々に生活の自己管理を任せることは不可能であると考え、権力によって正しい方向へ導かれる必要があると主張しました
ヘラクレイトスはギリシア人嫌い
ヘラクレイトスの著作の断片から彼はギリシア人を侮蔑していたことが伺えます
特に、ヘラクレイトスが住んでいたエフェソス(現在のトルコにある都市)のギリシア人への侮蔑が強く、著書に「成人は皆くびをくくった方が良い」といった趣旨を記しています
ヘラクレイトスの晩年
ヘラクレイトスは60歳ごろ亡くなりますが晩年は菜食主義をとり人との関わりを避けていたようです
難しい文章を書くヘラクレイトス
とにかくヘラクレイトスの文章は難しく「闇の人」や「暗い哲学者」といった表現をされることもあります
また、彼の死後プラトンがヘラクレイトスの説のいくつかに反証を試みますが、のちの弁証法に影響を与えたとも言われています
ヘラクレイトスのまとめ
ヘラクレイトスは、古代ギリシャの哲学者で万物の根源を火に求めた人
ギリシア人を侮蔑し、人々には権力による強制が必要と考えていました
晩年は菜食主義を取り、人との関わり合いを避けています
全体的には、難しい人という印象を受けました
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